大阪・関西万博で気になるのは、何よりも暑さ対策‼
近年の温暖化の傾向を考えると、10月までの会期中の間、最後まで厳しい暑さが続くと予想されます。

混雑すると炎天下で並ばされることもあるんじゃないかな



だから、無理せず要所要所で涼める場所に行き、身体をクールダウンさせる必要があると思うよ
そこで今回は、会場の中で、炎天下を逃れられる最適なクールスポットをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
万博を快適に過ごすための暑さ対策グッズも紹介するのでお見逃しなく!
大阪万博会場内で涼めるクールスポット7選のご紹介!
暑さ対策として、ぜひ利用したいのは、会場内にあるクールスポットですよね。
クールスポットで適度に涼みながらパビリオンの展示を楽しむのが、快適な万博の過ごし方だといえるでしょう。
調査の結果、筆者のおすすめする涼みスポットはこちら、
会場中央「いのちパーク」のミスト


一番手軽で、また、よく知られているスポットは、「いのちパーク」のミスト。
こちらは地面に埋め込まれた装置により、15分間隔で約3分間、霧が噴射されます。
このミストは、大人でも全身を覆うほどの高さに吹き上がり、つかの間ですが、冷却効果があります。
ただし、長時間の暑さ対策としては、効果が薄いと言わざるをえませんね。
ちょっとした涼みポイントとして、利用することができます。
フューチャーライフゾーンの「団体休憩所西」のベンチ


「団体休憩所西」は、西ゲートのフューチャーライフゾーン最西端にある休憩所です。
団体休憩所は、平日のみ14:30まで団体客の利用に限定されますが、それ以降と土日祝は、一般来場者も利用が可能になります。
(→詳しい運用期間は「団体受入マニュアル」P12を参照)
頑丈な屋根の設置されたベンチスペースで、日差しが避けられるだけでなく、大阪湾に面した海風の心地よい絶景スポットとなります。


「団体休憩所西」は、3エリアに分けられ、座席の数は全部で1800席分とかなり広いです。
リング内にある屋外休憩所よりも風通しが良いため、熱した身体をクールダウンさせられる格好の場所だといえます。
空調などの人工的な涼しさが苦手な人でも、ここなら心身ともにリフレッシュできる場所として活用できるのではないでしょうか。
建物内の団体休憩所(P25)


単なる避暑スポットではなく、ガチの熱中症対策として利用できるのは、建物型の団体休憩所でしょう。
こちらも先ほどのフューチャーライフゾーンの休憩所と同じように、平日の14時半以降と土日祝は、一般来場者の利用が可能となります。
(→詳しい運用期間は「団体受入マニュアル」P12を参照)


外に屋根のあるだけの休憩所ではなく、ちゃんとした建物の中に設けられた場所なので、空調がしっかり効いている点が、安心ですね。
ただし、こちらの難点は、わずか300席しか用意されていないこと。
真夏日などに涼みに行っても、すでに人がいっぱい、なんてことも十分にありえます。
そのため、利用する日時や時間帯を選びそうな場所ではあります。
北東と南東にある2つの「サービス施設」


リングの外になりますが、完全な屋内型休憩所として「サービス施設」を利用するのもオススメ。
こちらは、東ゲートゾーンのリング外エリアに2ヶ所設置されています。
- サービス施設北東:関西パビリオン(E01)の隣
特徴:診療所(9:00~16:30)が併設、南東施設より広め - サービス施設南東:EXPOホールの隣
特徴:応急手当所(9:00~22:00)が併設、北東施設より狭い
室内にはソファーベンチと自動販売機が用意され、屋外の暑さをしのぐ場所としては最適。


上の画像は、北東のサービス施設内の画像となります。
サービス施設には、案内所や救護施設があり、万一のときの駆け込み場所としても利用できます。
(→施設について詳しくはこちら)
ただひとつ難点を挙げると、この休憩所はかなりの混雑が予想され、特に夏場にかけては、座席の確保が難しい可能性があります。
空調の効いた室内にいるだけで、十分な避暑効果はあるので、利用してみても良いかもしれませんね。
フェスティバルステーション(P13)


こちらは、国内外の文化や伝統行事に触れることができる体験施設。
普段は催事場として開放されていますが、時間帯によって「休憩所」としても利用できるようになります。
たとえば、施設内の「イベントステージ」エリアは、イベントがない時に休憩所として開放されます。


上記のように、「一部時間帯で「休憩所」として客席を開放する可能性あり」と記載されています。
イベントが開催されない正確な日時は今のところ不明ですが、もしこの付近でクールスポットを探す場合は、当たってみる価値はあると思います。
もし休憩所が開放されていなくても、避暑を兼ねて、催事を回ってみても面白いかと思います。
「進歩の広場」にある「氷のクールスポット」


こちらのスポットも、テレビなどのニュースでよく取り上げられている場所ですね。
空調設備でおなじみの「ダイキン」が開発した休憩所で、自然エネルギーを利用した空調システムが搭載されています。
室内を囲む透明な氷パネルが、特殊な技術で表面温度を3~8℃に保つことで、ひんやり涼しい空間が実現されているのだとか。


ただこちらの難点も、ベンチには約30人ほどしか座れないため、誰でもすぐに休める場所としては、やや不向きだといえるでしょう。
エアコンを使っても良いから、大人数の収容できるクールスポットがあればいいですね。
外周バスを利用する


最後におすすめするのは、休憩スポットではなく、移動手段を変えること。
暑さで体力が奪われるのは、屋外での移動時が大半を占めます。
そのため、その移動の負担を軽減できれば、暑さ対策に繋がるといっても過言ではありません。
そこで、会場内の循環バス「e Mover」の利用を強くオススメいたします。
[万博外周バスの特徴]
- 乗車チケットは現地にある端末か専用アプリで購入
(⇒アプリのダウンロードはこちら) - 支払方式は乗車前にキャッシュレス決済(クレカ、ICカード、電子マネー対応)
- 1回乗車:400円、終日乗り放題:1,000円(大人、子ども共通)
- 3~5分間隔で外周を運行
- 「通常運転バス」「自動運転バス」の2種類あり
1,000円あれば、一日中利用できるので、ちょっとした移動でもどんどん活用することができてお得です。
ちなみに、ルートは以下の通り。
[通常運転バス]
- 時計回り:リング西ターミナル ⇒ 東ゲート南停留所 ⇒ 西ゲート北ターミナル
- 反時計回り:西ゲート北ターミナル ⇒ 西ゲート南停留所 ⇒ リング東停留所 ⇒ 東ゲート南停留所 ⇒ 東ゲート北停留所 ⇒ リング西ターミナル
[自動運転バス]※途中停車なし
- 時計回り:リング西ターミナル発 ⇒ 西ゲート北ターミナル着
- 反時計回り:西ゲート北ターミナル発 ⇒ リング西ターミナル着
参考:Osaka Metro
空調の効いた車内で、快適に移動することができ、熱中症対策としてかなり有効だといえます。
大阪万博でおすすめの暑さ・熱中症対策グッズはコレだ!
これからの季節、万博を楽しむには、真夏日に備えた熱中症対策が欠かせません。
そこで筆者がおすすめする暑さ対策グッズを厳選してご紹介していきたいと思います。
【対策グッズ➀】日傘
万博のパビリオンはすぐに入場できるというわけではなく、屋外で並ばなければならないこともしばしば。
そのため、直射日光をできるだけ抑えるために、女性だけでなく男性も日傘の携行は欠かせません。
日傘をするだけで、頭部の温度は15℃も低くなるため、熱中症のリスクを大幅に下げられるという情報もあるほど。
(参考:ウェザーニュース)
上で紹介した商品のように、「完全遮光」の日傘が良いといえるでしょう。
【対策グッズ②】塩分補給食品
熱中症対策には、水分補給は不可欠ですが、水分だけだと血液中の塩分などのミネラル濃度が低くなるため、ミネラル補給も大事な要素となります。
ミネラル濃度が低くなるのは、主に発汗が原因ですが、体内のミネラル濃度が低くなると、水分を吸収する力が弱くなり、体外に排泄されてしまいます。
実際に、厚生労働省労働局の資料を見ても、


水・冷水・ミネラルウォーターの場合は、「塩タブレットや梅干し」の摂取を推奨しています。
塩分の補給は、1ℓの水に対して1~2gの塩分が基準。
上のタブレットであれば、塩分以外に必要な「クエン酸」「ブドウ糖」も含まれているため、手軽に摂取できる点がオススメです。
【対策グッズ③】ネッククーラー
物理的に首元を集中的に冷やすことは、熱中症対策には大事です。
というのも、首には太い静脈が流れているため、身体の深部体温を下げる場所として有効だから。
大量の冷えた血液を体内に送り込むことができるわけですね。
たとえば、ウェザーニュースの情報によると、


身体を冷やすには、前頸部の両脇(ぜんけいぶ:首の前面の左右)が大事であることがわかります。
ネッククーラーは、ただ冷やしたものを巻くだけタイプもありますが、万博のように、長時間屋外で使用するには、ファンタイプが良いだろうと思います。
TORRASは、有名なガジェットメーカーなので、製品としての信頼度も高いため、こちらで紹介させていただいています。
【対策グッズ④】タレ付き帽子
日傘を使用したくない人は、帽子で対策するのも良いと思います。
その際は、首元を覆えるタイプが、体温上昇を抑えるために有効だといえます。
TBSの情報によると、帽子の場合は、頭部の熱を逃がすことも大事となります。


30~40分おきに脱いだり、日陰では脱ぐなど、熱がこもらない対策を立てる必要があります。
日傘やネッククーラーを併用をすると、さらに効果が上がるといえます。
【対策グッズ⑤】冷感タオル
冷感タオルは、サポートグッズとして、持っておくとかなり効果的。
万博のように、長時間外にいることを考えると、こうした使い捨てグッズを交換しながら利用する方が、暑さ対策ができるでしょう。



使い捨てタイプじゃない冷感タオルだと、一日持たせることはできないからね
なかでもビオレの冷感タオルは、国内メーカーで品質が高いだけでなく、値段もリーズナブルなので、かなりオススメ。
首に巻いたり、額に当てるなど、何枚も使いながら、気兼ねなく交換することができます。
多めにストックして持っていくと安心ですね。
【対策グッズ⑥】空調服
戸外の暑い場所での心強い味方として、空調服の着用も大いに役立ちます!
空調服は、深部体温の低減には効果は薄いですが、表面的な⽪膚温度の低減には効果があるとされています。
実際に、「空調服」のファン使用時と不使用時の温度を比べたところ、


上の記事によれば、ファンを使うと、汗がすぐに蒸発するため、一定の冷却効果があると記載されています。
空調服だけで、全般的な熱中症対策にはなりませんが、ある程度の軽減策としては有効であるといえます。
ポータブル扇風機などで対策するよりは、ずっと効果的であるといえます。
大阪万博会場内の給水スポットMAPについて
万博会場には、現在、約32ヶ所の給水スポットがあります。
給水メーカー「OSGコーポレーション」のマップを掲載すると(画像はクリックすると拡大できます)、


ただし、パビリオン近くで給水できるのは、約17ヶ所くらいになり、そのうえ、いつも混雑しているとの情報もあります。
(※知事の話によると6月からスポット数は増えるとのこと)
そのため、給水するよりも、コンビニや自動販売機で、その都度飲料を買うのが、良いかもしれませんね。
ちなみに、会場内のコンビニは、
- ローソン&ローソンカフェ:東ゲート入場後すぐ左手にある
- ファミリーマート:ウォータープラザの東端(「調和の広場」前)
- セブンイレブン (1号店):ウォータープラザの西端(「進歩の広場」前)
- セブンイレブン (2号店):西ゲートを入場後突き当りにある
上記の場所にあります。
会場内のコンビニの販売価格は、通常価格と変わりません。
ただし、コンビニもかなりの混雑が予想されるため、時間に余裕をもって買い物に行きましょう。
大阪万博の熱中症・暑さ対策まとめ
今回は、大阪万博における最適なクールスポットを中心に、おすすめ暑さ対策をご紹介しました。
万博会場の夏場は、かなりの暑さが予想されます。
暑さ対策には、空調の効いた屋内施設で休むのが最も望ましいですが、混雑する万博において、場所の確保は難しいと予想されます。
今後、屋内休憩所が増設される可能性があるとはいえ、来場者の方でも、できるだけ自衛することが大事です。
真夏日にあっては、パビリオンにできるだけ多く参加することよりも、自分の身体を第一に考えた行動が望まれます。
暑さ対策をしっかり行った上で、万博を楽しみましょう!
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